【つぶやき】高配当株投資の2つの罠

つぶやき

こんにちは、サトシです。

高配当株投資が好きな方はいらっしゃいますでしょうか。私は結構好きです。

日本株では高配当銘柄として有名なオリックス株を持っていますし、米国株では高配当ETFとして有名なVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)に200万円程の金額を投資してきました。

高配当株投資の最大の利点は、定期的に現金が手に入ることで長期投資のモチベーションが保ち易いことだと思います(あと、個人的にはバリュー株ETFとしての機能を意識しています)。

しかし、現在のところ高配当銘柄をポートフォリオの主軸にしようとは思っていません。今回はその理由であり、また気をつけた方が良いと思っているポイントを書きたいと思います。

ここからは米国株中心の話となりますが、理由としては以下の2つが挙げられます。

①配当込みリターンはS&P 500のパフォーマンスを下回ってきた
②米国に上場している株式の配当は二重課税される

「①配当込みリターンはS&P 500のパフォーマンスを下回ってきた」についてですが、見た方が早いと思いますので、以下に表を載せます。「過去に$10,000を投資したら今いくらになっているか」が計算できるサイトからの引用です。

先ずは私も保有しているVYM(黒)を、S&P 500に連動するETFであるSPY(青)と配当込みリターンで比較したチャートです。こちらは過去10年の比較となります。

次に、私は保有していませんが人気の高配当ETFであるSPYD(黒)をSPY(青)と比較したチャートです。こちらはSPYDが設定された2015年10月からの比較となります。

途中まではある程度相関していますが、最終的には結構な差がついています。これは、高配当ETFに含まれていないGAFAM等のグロース銘柄が、過去5年程でインデックスを圧倒的に上回るパフォーマンスを出していることが理由と推察します。

一方で、高配当ETFの主力は消費財や資源、金融や医療といったいわゆるバリュー株銘柄です(SPYDは不動産やREITも入ってる様子)。

誤解のない様に言っておきますと、過去にはバリュー株が優勢の局面もありましたし、グロース株一辺倒の状況はその内風向きが変わるかも知れません。その確信があれば高配当銘柄に比率を寄せるのもありかとも思います。

個人的には、バリュー株が優勢のタイミング、グロース株が優勢のタイミングを見極めるのはとても難しいと思っているので、ETF中心の長期投資であればS&P 500で良いのではという気がしています。

そして、「②米国に上場している株式の配当は二重課税される」についてです。

先ずこの仕組みついてはここでは詳しく説明しませんので、以下のサイトをご参照下さい。簡単に言うと、「米国株の配当は二重課税されるので確定申告で取り戻さないと税率が非常に高い」ということです。

米国株は節税対策をしないと税金が3割近くになるってホント?|@DIME アットダイム
配当益は対策しないと「3割が税金」で飛んでいく 米国株の利益には米国と日本の両方で税金がかかることがある。米国株が高値で売れた時の売却益(キャピタルゲイン)は米国内では非課税のため、日本国内で...

問題は、確定申告で取り戻せる金額は所得税額に応じて限度額が定められているということです。

もし「将来は配当で生活したい」と退職後の生活設計を行なっていても、所得税額が大幅に下がった場合はこの二重課税された分を全額は取り戻せないかも知れません。

個人的にもVOOやVGT、VYMといった米国に上場しているETFに結構な金額を投資していますが、将来的に発生するこの二重課税の問題をなんとか考えないといけません。

実は、投資信託はこの二重課税を調整した上で再投資されているものもありますし、東証に上場しているETFの一部は配当も二重課税が調整されていますので、積極的に検討していきたいと思っています。

例えば、以下は2021年4月1日時点で二重課税調整制度の対象となる可能性が高い東証に上場しているETF・REITの一覧です。

https://www.jpx.co.jp/learning/basics/tax/tvdivq00000170tw-att/nlsgeu000004gjxm.pdf

ちなみに、株式を売却する際の含み益に対しては二重課税は発生しません。ですので、配当は出ないが二重課税が調整された投資信託を長期で保有して、将来お金が必要になった際に定率や定額で取り崩していくのが普通に良いのかも知れません。

結論としては、配当という目前の現金はとても魅力的に感じますが、高配当株やETFを購入する場合は、こういった側面も考えながら意思決定を行いたいと思います。

それではまた。

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